どうも、中小企業ブロガーのkusanagiです。今日はビジネスで初めて会う人との会話をスムーズにする方法についてお話しします。
わたし、初対面の人だと何を話したらいいか分からなくて不安です…。
具体的な話題や、ケース別のポイントを紹介するので、これを読めば、自信を持って会話を楽しめるようになります!
ビジネスシーンで初めて会う人との会話で、「何を話せばいいんだろう…」「途中で会話が途切れたらどうしよう…」と不安に感じることはありませんか?
初対面での会話は、その後のビジネス関係を築く上で非常に重要です。この記事では、そんな悩みを抱える方々に向けて、効果的なコミュニケーション方法や具体的なフレーズ、すぐに使える話題を紹介します。
なぜ会話が続かないのか?原因を徹底解剖
会話が続かない原因は様々ですが、主なものとして以下の点が挙げられます。
- 緊張: 相手にどう思われるか、うまく話せるかという不安から、緊張して言葉が出なくなる。
- 話題の選択ミス: 相手に興味のない話題を選んでしまい、会話が盛り上がらない。
- 相手への配慮不足: 自分の話ばかりしてしまい、相手の話を聞かない。
- 共通点の不足: 相手との共通点を見つけられず、会話の糸口が見つからない。
何を話していいか分からないから緊張する、だから、より話せなくなってしまう…、という負のスパイラルになるんですよね。
でも反対に、初対面でいきなり込み入ったビジネスの話をしたり、プライベートな質問をしすぎたりすると、相手は警戒してしまうことも…。
ただ話せばいい、という訳ではなく話題も大切なんですね。
そのとおり。それで、どんな話題を話すべきか前もって準備しておくなら、緊張せずにリラックスして会話を進められるようになります!
多くの人が、初めて会う人との会話に緊張や不安を感じています。しかし、初対面での良好なコミュニケーションができるようになれば、ビジネスにおける信頼関係の構築でき、その後のビジネス展開に大きく影響を及ぼします。
次からは具体的な会話例を紹介していきます。
シーン別で解説!初対面で会話を続けるための話題・ネタ
ではここから、ビジネスシーンで使いやすい話題・ネタを紹介します。それぞれの話題について、会話例や深掘りする際のポイントも解説します。
シーン①:初対面の場合(挨拶・名刺交換のあと)
初対面の挨拶・名刺交換後の会話は、アイスブレイクとして商談に進めやすい雰囲気を作る、大切なステップです。いくつか会話例を挙げていきます。
自己紹介: 自分の名前、所属、簡単な経歴などを簡潔に伝えます。相手にも自己紹介を促し、共通点を見つけるきっかけになります。
〇〇株式会社の〇〇と申します。業務は主に〇〇を担当しております。本日はどうぞよろしくお願いいたします!
名刺に書かれた情報に触れる: 相手の会社名、部署、役職などに触れることで、相手への関心を示すことができます。
(相手の名刺を見ながら)〇〇さんは△△をされているのですね。△△について、以前から興味を持っておりました。差し支えなければ、少しお話をお伺いできますでしょうか?
【ポイント】
事前に相手の会社のホームページなどで情報を調べておくと、よりスムーズに会話を始められます。
訪問先のオフィスを褒める: 訪問先のオフィスについて具体的に褒めると好印象です。オフィスの特徴と相手の仕事内容を結びつけることで、会話が深まります。
御社のオフィス、デザインがとても洗練されていますね。御社のブランドイメージに合っていて素敵です。
オフィス付近の状況を話題にする: オフィス付近の状況を話題にすることは、初対面での会話を円滑に進めるための有効な手段となります。
駅周辺、すごい人でしたね。さすが□□(地名)ですね。活気があっていいですね。普段もこのくらい混んでいるんですか?(オフィス付近の話題につなげることができます。)
天気や気温を取り上げる: ベタですが、天気の話題はアイスブレイクに最適です。なるべくポジティブな言葉を選んで話しかけてみましょう。
今日は空が澄んでいて、遠くまでよく見えますね。この辺りは景色が良いところが多いですよね。(地元の話題につなげることができます。)
【ポイント】
天気の話はあくまで会話のきっかけです。天気の話題だけで終わらせないように、相手に質問をしたり、共通の話題を見つけたりして、会話を広げていくことが大切です。それと天気の話ばかり続けると単調になってしまうので注意。
季節の移り変わりを話題にする: 季節について話題にすると、相手の共感を得やすく、会話をスムーズに始めるための良いきっかけになります。
今日は桜が満開で本当に綺麗ですね。お花見とか行かれるんですか?(季節の話題から、相手の行動や趣味について質問につなげられます。)
シーン②:商談につなげる会話例
雑談でアイスブレイクした後、自然な流れで商談につなげる会話例をいくつかご紹介します。大切なのは、雑談で得た情報や相手の反応を踏まえ、相手のニーズや関心に寄り添った形で本題に移行することです。
相手の課題が明確に見えている場合: 事前情報に基づき、課題を具体的に示し、相手に詳細を尋ねることで、スムーズに本題に入ることができます。
本日はお時間をいただきありがとうございます。事前に資料を拝見しましたが、〇〇の点で課題をお抱えとのことでした。もしよろしければ、もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか?
相手の課題が分からない場合(質問): 初対面で相手の課題が分からない時は、まず困りごとが何か質問してみます。
本日は、弊社の〇〇というサービスについてご紹介させていただきたいのですが、現状、業務において何か課題やお困りごとなどはございますでしょうか?
相手の課題が分からない場合(事業紹介): 初対面の場合、まずはこちらの事業内容について紹介すると、相手も自分たちに必要な会社かどうかを把握できます。
本日はお時間をいただきありがとうございます。もし差し支えなければ、弊社の事業について紹介してもよろしいでしょうか?
相手が課題を認識していない場合: 他社の状況を例に挙げ、問題意識を喚起し、提案が将来的な利益につながる可能性を示すことができます。
本日はお時間をいただきありがとうございます。最近、同業他社様では〇〇の分野で課題を感じられている企業様が多いのですが、御社ではいかがでしょうか?
提案内容を段階的に説明する場合: 提案内容を段階的に説明することで、相手は全体像を把握しやすくなります。
では早速ですが、今回の提案では、大きく分けて3つのステップで御社のお困りごとを解決することを目指しております。まず、最初のステップでは…(全体像を示してから、具体的な内容に入る)
【ポイント】
大切なポイントは2つ。
・相手の困りごとが何かを聞き出す。
・うちの会社がどのように役立つかを伝える。
会社同士がうまくマッチングするか確認するため、会話を切り出す言葉を用意しておきましょう。
シーン③:商談が終わった後の会話例
商談が終わった後の会話は、良好な関係を維持し、次のステップにつなげるために非常に重要です。以下に、商談後の会話例を紹介します。
今後の流れを確認する場合: 今後の具体的なアクションプラン(連絡時期、内容など)を明確にすることで、双方の認識のずれを防ぎ、スムーズな連携につなげます。
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。今後の流れについてですが、〇日までに改めてご連絡させていただき、その後、詳細な詰めを行えればと考えておりますが、いかがでしょうか?
【ポイント】
相手の都合も考慮し、一方的にスケジュールを決めないようにしましょう。「いかがでしょうか?」と相手に確認する姿勢が大切です。
感謝の気持ちを伝える: 感謝の気持ちを伝えることで、相手に好印象を与え、良好な関係を築くことができます。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。〇〇様とお話させていただき、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。今回の商談が、御社のお役に立てることを心より願っております。
【ポイント】
形式的なお礼だけでなく、具体的な内容に触れることで、より気持ちが伝わります。「〇〇についてのお話、大変興味深かったです」など、具体的な内容に触れると効果的です。
相手の反応を探る場合: 相手の反応を探ることで、今後の対応策を検討することができます。
本日の提案について、何かご不明な点はございますでしょうか?率直なご意見をお聞かせいただければ幸いです。
次のステップを提案する場合: 具体的な次のステップを提案することで、商談を前に進めることができます。具体的な日時を提示することで、相手も予定を立てやすくなります。
本日の内容を踏まえ、より具体的なご提案をさせていただくために、後日、詳細な資料をお持ちしてもよろしいでしょうか?
シーン④:ちょっと踏み込んだ会話例
ここからは、相手の懐にグッと入るために、ちょっと踏み込んだ会話例を紹介します。相手の雰囲気が良さそうなら(無理しない程度に)チャレンジしてみてください。
天気や季節の話題から相手の情報を聞き出す: 天気や季節の話題は、共通の話題として会話を始めやすく、その流れで居住地について自然に質問できます。
今日は本当に暑いですね。こう暑いと、近所を少し歩くだけでも大変ですよね。○○さんはお近くにお住まいなのですか?
地元の話題から相手の情報を聞き出す: 地元の話題、例えばお店やイベント、景色の話などをすることで、自然な流れで居住地の話に繋げられます。
この辺りは、最近新しいお店が増えましたよね。○○さんはお近くにお住まいなのですか?もしそうなら、おすすめのお店などご存知ですか?
【ポイント】
相手の住まいや出身地が分かれば、そこの地元トークで話題を広げやすくなります。また、相手が話してくれた場合は、今度は自分の住まいや出身地を伝えることも忘れないようにしましょう。
食事の話題からお酒が飲めるか聞き出す: 食事の話題から入ることで、自然な流れで「お酒」の話に繋げることができます。
この辺り、美味しいお店が多いですよね。〇〇様は外食はよくされますか?(相手の返事を聞いてから)〇〇料理ですか、いいですね! お酒も飲まれたりしますか?
ビジネスの話の流れで自然に誘う: ビジネスの話の流れで自然に飲み会や懇親会に誘うことで、相手も承諾しやすくなります。
〇〇の件、今後もぜひ情報交換させていただければと思っております。近いうちにお食事でもご一緒できれば嬉しいのですが、いかがでしょうか?
ノリの良い感じで自然に誘う: 仕事の話で意気投合した場合、「○○さんを良く知りたい」という理由で誘うことで、相手も快く承諾してくれる可能性が高まります。
お会いできて本当に良かったです。これはぜひ一度、飲み会の席を設けて〇〇さんの武勇伝をお聞きしたいですね! 近いうちにお時間いただけませんか?
【ポイント】
飲み会は、ある程度関係性が構築できてから誘うのが望ましいです。商談後すぐに飲み会に誘うのは、相手によっては警戒される可能性もあります。商談の内容や相手の反応を見て、適切なタイミングで誘うようにしましょう。
ここでの会話例を覚えておくと、初めてあった人でも会話しやすくなります。慣れてきたら自分なりにアレンジして使ってください!
会話をスムーズにする、やっておきたい5つのコツ
- 笑顔を心がける: 笑顔は相手に好印象を与え、リラックスした雰囲気を作ります。
- 相手の話をよく聞く: 相手の話に耳を傾けましょう。聞くときは相手の顔を見ながら、適度に相槌を打ちます。「おっしゃるとおりです」「それは興味深いですね。」などの相槌は、相手に「話を聞いている」というサインを送ります。
- 相手の反応をよく観察する:相手の表情や言葉遣いから、話に興味を持っているかを注意深く観察しましょう。相手が話したくなさそうであれば、無理に話題を続けたりするのは避けましょう。相手のペースに合わせて話題を変える柔軟性が大切です。
- 質問をする: 相手の話に興味を持ち、質問をすることで会話が深まります。「〇〇について、詳しく教えていただけますか?」「〇〇について、どのように考えていらっしゃいますか?」
- 共通点を見つける: 共通の話題や興味を見つけることで、親近感が湧き、会話が弾みます。
結局、会話をする上で一番大切なことは「相手への配慮」なんですね!!
どんなに話術が優れていても、相手への配慮が欠けていれば、良好なコミュニケーションを築くことは難しいでしょう…。つまり、会話において最も大切なのは、自分の話したいことを話すのではなく、相手がどう感じるか、どう受け取るかを常に意識することだと思いますよ!
まとめ:自信を持って初対面の会話を楽しもう!
今回の記事では、ビジネスシーンで初めて会う人との会話をスムーズにするための具体的な話題とコツを紹介しました。これらの方法を実践することで、あなたは自信を持って初対面の人と会話を楽しめるようになるでしょう。
初対面での良好なコミュニケーションは、ビジネスチャンスを広げるための第一歩です。ぜひ、この記事を参考に、積極的にコミュニケーションを取ってみてください。
次の記事では、営業が難しいと感じる人でも成功できるコツを紹介しています。